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在宅勤務やオンライン授業では、テレビ会議やリモート会議などと言われるWeb会議ツール(Zoom、グーグルMeet、Microsoft Teams、Skypeなど)を使用することが多く、ソフトバンクエアーでも使用できるのか疑問を持っている方も増えています。
ソフトバンクエアーは携帯電話やスマホ同様に「電波」を受信してインターネットに接続するサービスなので「工事不要」である点は魅力ですが、利用する地域や建物によって速度が遅い場合があります…。
その為、ソフトバンクエアーでホームページを閲覧するなどの通常通りの在宅勤務で利用する場合には問題ないとは思いますが、Web会議ツールを利用する場合には画面が途切れるなどの問題が発生する可能性があります。
目次
ソフトバンクエアーは在宅勤務の利用に耐えられる速度か

ソフトバンクエアー(SoftBank Air)はAirターミナルと呼ばれる専用端末を置くだけなので申し込み後は比較的すぐに自宅にWi-Fi環境が作れるため、最近では在宅勤務(テレワーク)やオンライン授業でWi-Fiが必要な方々が契約を考えているようです。
しかし、インターネットは速度が大変重要です!
インターネットの速度が遅いとホームページが表示されるまで時間が掛かりますし、動画を視聴すると途中でフリーズしたり画質が粗くなる原因となってしまいます。もちろん、在宅勤務の利用用途によっては速度が遅いと使い物になりません…。
そこで、ソフトバンクエアーは在宅勤務に耐えられる速度なのかを検証します。
最大通信速度は専用端末によって違いがある
ソフトバンクエアーは「Airターミナル」と呼ばれる専用端末を使用します。
この「Airターミナル」が電波を受信することでインターネットに接続できるようになります。

ソフトバンクエアーの専用端末「Airターミナル」には数種類の機種があります。
2023年9月現在、新規契約すると端末は「Airターミナル5」となります。
ソフトバンクエアーは使用する専用端末によって「最大通信速度」に違いがあります。
端末機種 | 下り最大 通信速度 |
---|---|
Airターミナル5 |
|
Airターミナル4 NEXT | 612Mbps |
※速度の単位について:「1000Mbps=1Gbps」です。
SoftBankの公式サイトを確認すると、ソフトバンクエアーの専用端末「Airターミナル5」の下り最大通信速度は5G通信時は「2.1Gbps」、4G通信時は「838Mbps」と記載されています。
また、「Airターミナル4 NEXT」の下り最大通信速度は「612Mbps」と記載されています。
ただし、「ソフトバンクエアーって結構速いから在宅勤務でも使えるね!」と思った方は注意が必要です!
SoftBank公式サイトに記載されているソフトバンクエアーの「最大通信速度」は、ベストエフォート型と呼ばれており速度を保証するものではなく、通信環境によって実際の速度はかなり低下します!
実際の速度(実測)を参考にしよう!
以下は、ソフトバンクエアーを契約して利用している方が測定した実際の平均速度です。
※2023年9月1日現在の平均実測です。
平均 下り速度 | 82.8Mbps |
---|---|
平均 上り速度 | 8.09Mbps |
出典:みんそく
ソフトバンクエアーの下り平均実測は「82.8Mbps」、上り平均実測は「8.09Mbps」です。
また、以下は2023年9月1日現在のAirターミナルの機種別の実際の平均速度です。
機種別 | 平均 下り速度 | 平均 上り速度 |
---|---|---|
Airターミナル5 | 102.57Mbps | 9.95Mbps |
Airターミナル4 NEXT | 35.35Mbps | 4.29Mbps |
上記の速度はソフトバンクエアーを利用されている方々の「平均値」です。
速度は通信環境によって変化するため、実際にソフトバンクエアーを契約して使用した際には表記している速度よりも「速い場合」もあれば「遅い場合」もあります。
あくまでも参考としてご確認ください。
あくまでもソフトバンクエアーは持ち運びができない「固定回線」です。
もし、外出先でも利用する機会が多い方は「ポケットWi-Fi」がおすすめです。
Zoomなどの利用目的でソフトバンクエアーを契約しない方が良い理由

主に在宅勤務やオンライン授業などの「テレビ会議ツール」では以下のようなサービスが利用されます。
- Zoom Meetings
- Google Meet
- Cisco Webex
- Microsoft Teams
- Skype
これらの「テレビ会議ツール」は当然ながらインターネット環境(Wi-Fi環境)が必要なので、急遽必要になった方は工事不要のソフトバンクエアー(SoftBank Air)を検討されている方が多くいらっしゃいます。
テレワークなどの「在宅勤務」や「オンライン授業」などで上記のような「テレビ会議ツール」を利用する目的の方に「ソフトバンクエアーはおすすめだよ!」「問題なくZoomは使えるよ!」という口コミも見かけますが、「テレビ会議ツール」の利用を目的としているなら「ソフトバンクエアーは不向き」だと考えます!
- 上り速度が極端に遅い!
- Zoomを利用した方の口コミが悪い!
- 速度制限される可能性がある!
不向き理由①:上り速度が極端に遅い!
ホームページを閲覧する場合や動画を視聴する場合はインターネット上にあるデータをパソコンなどにダウンロードする「下り」速度が重要なのですが、Zoomなどのテレビ会議ツールを利用する際にはインターネット上にデータをアップロードする「上り」の速度も大変重要です。

Zoomなどのテレビ会議ツールは、あなたの「動画データ」や「画像データ」など様々なデータをインターネット上にアップロードしなければなりません。

インターネット上にアップロードされたあなたの「動画データ」や「画像データ」などを相手がダウンロードすることで、顔を見ながら会議や授業ができる仕組みとなっています。
その為、Zoomなどのテレビ会議ツールはデータをアップロードする「上り速度」も重要です!
以下、光回線を利用してインターネットに接続する工事が必要な「ソフトバンク光」と比較した平均速度です。
※2023年9月1日現在の平均実測です。
サービス名 | 平均 下り速度 | 平均 上り速度 |
---|---|---|
SoftBank Air | 82.8Mbps | 8.09Mbps |
ソフトバンク光 | 312.84Mbps | 285.3Mbps |
ソフトバンクエアーの平均上り速度は「8.09Mbps」しかありません。
一方、ソフトバンク光の平均上り速度は「285.3Mbps」なのでソフトバンクエアーよりも約35倍も速いことが解ります!
不向き理由②:Zoomを利用した方の口コミが悪い!
ソフトバンクエアーの通信を利用して実際にWeb会議やオンライン授業を行った方々の口コミを見るのも大きな1つの判断材料となるため、Twitterで「ソフトバンクエアー Zoom」と検索しました。
Twitter上でソフトバンクエアーの通信でWeb会議やおインライン授業を実際に行った方々のツイートを確認していみると「通信が不安定で使えない」「オンライン授業が受けられない」などの悪い口コミが半数以上でした…。
以下、ソフトバンクエアーの通信でZoomを行った方々の一部のツイートです。
これがソフトバンクエアーやで
zoomの途中で回線落ちしてるのは私です😭 pic.twitter.com/y9qsD3ihoE— はっとり (@tatenagaMZR) June 11, 2020
zoomってこんなラグあったっけ?とは思ったけど、家のソフトバンクエアーくんが悪いのか
— 水色チャートのれいく (@lake_1913) December 18, 2021
ソフトバンクエアーまじゴミ
通信速度遅すぎてzoomで
授業も受けれないやないか😡😡😡
大事な単位落としちまうだろうが!!!— Y.h@グッドルーザーでいよう (@ZtNueVmVhWeitTP) November 30, 2021
通信が不安定でzoom脱落。
本体がしっかりしてるからって、通信速度はちゃんとしてそう。って安易な理由で乗り換えたことを悔やむ。#ソフトバンクエアー
— YOKO_opens (@OpensYoko) October 23, 2021
ソフトバンクエアーがクソすぎるせいでまたzoomの授業遅刻しちゃったじゃん
— えぼしofかつお (@monomono_oudon) September 15, 2021
ソフトバンクエアーがクソすぎるせいでまたzoomの授業遅刻しちゃったじゃん
— えぼしofかつお (@monomono_oudon) September 15, 2021
このように、Web会議やオンライン授業を目的としてソフトバンクエアーを契約して利用すると、満足できる利用が出来ない可能性が高いです。
不向き理由③:速度制限される可能性がある!
在宅勤務(テレワーク)やオンライン授業でWeb会議ツールを使用する場合には、何度もお伝えしているようにインターネットの速度がとても重要になってきます。
しかし、ソフトバンクエアーでは速度を低下させる(遅くさせる)「速度制限」を実施する可能性があります。
SoftBank公式サイトには以下の文言が記載されています。
サービス安定提供にともなう速度制限のため、通信速度が低下する場合があります。
- ご利用の集中する時間帯(夜間など)はサービス安定提供にともなう速度制限のため、通信速度が低下する場合があります。
- 特定のエリアでネットワークが高負荷となった場合、該当エリアのお客さまについては、サービス安定提供にともなう速度制限のため、通信速度が低下する場合があります。
引用:速度制限などについて
解りやすく解説すると、
ソフトバンクエアーの利用者が増加すると通信の混雑により一部の方が通信できない(インターネットに接続できない)状況なってしまうため、まったく通信できない状況を防ぐためにサービス安定提供を目的に「速度制限」する、と説明しています。
⇒混雑すると速度を低下させる!
また、ソフトバンクエアーで負担が掛かるような通信を行うと他の契約者に迷惑が掛かるため、負担が掛かる通信を行った方には「速度制限」する、と説明しています。
⇒負担を掛ける通信をすると速度を低下させる!
一番気になるのが「負担が掛かる通信」による速度制限です。
在宅勤務(テレワーク)などを行っている方が主に利用するWeb会議ツールは「動画」や「音声」をリアルタイムに通信をしますのでどうしても通信に負担が掛かってしまいます…。
その為、ソフトバンクエアーでWeb会議ツールを使用すると「速度制限」の対象となる可能性も考えられます!
ソフトバンクエアー以外に在宅勤務におすすめのネット回線

ソフトバンクエアー(SoftBank Air)は在宅勤務の一般的な業務で利用する範囲であれば問題なく仕事が可能です。
しかし、ソフトバンクエアーの通信速度は他のネット回線と比較すると極端に遅いため、Web会議ツール(Zoom、グーグルMeet、Microsoft Teams、Skypeなど)を満足して利用できない可能性があります。
そこで、ソフトバンクエアー以外に在宅勤務の方におすすめのネット回線を2つご紹介します。
おすすめ回線 | どんな方におすすめ? |
---|---|
ドコモhome5G |
|
ソフトバンク光 |
|
おすすめの「ドコモhome5G」と「ソフトバンク光」については以下で詳しく解説します。
工事不要なのに速度が速い「home5G」

ソフトバンクエアー同様に工事不要でご自宅などにWi-Fi環境が整うNTTドコモのホームルーター「ドコモhome5G」というサービスがあります。

「ドコモhome5G」は専用端末がNTTドコモの「5G/4Gの電波」を受信することでインターネットに接続できるサービスです。
※ソフトバンクエアーとまったく同じ仕組みです!
ソフトバンクエアーを契約検討中の方で、在宅勤務(テレワーク)やZoomなどのWeb会議で利用するために「インターネット環境が至急欲しい方」や「自宅で開通工事ができない方」に「ドコモhome5G」をおすすめします!
おすすめ理由は、ソフトバンクエアーと同じ仕組みで工事不要にも関わらず「ドコモhome5G」の方が速度が速いからです。
以下は、2023年9月1日現在の平均速度(実際の速度)を比較したものです。
サービス名 | 平均 下り速度 | 平均 上り速度 |
---|---|---|
ドコモhome5G | 151.69Mbps | 18.22Mbps |
SoftBank Air | 82.8Mbps | 8.09Mbps |
平均下り速度を比較すると、ドコモhome5Gは「151.69Mbps」・ソフトバンクエアーは「82.8Mbps」なので圧倒的にドコモhome5Gの方が下り速度が速いことが解ります!
また、Zoomやオンライン授業などWeb会議ツールでも重要な上り速度もドコモhome5Gは「18.22Mbps」・ソフトバンクエアーは「8.09Mbps」なので、ドコモhome5Gの方が上り速度が速いですね。
さらに、ドコモhome5Gはソフトバンクエアーよりも安いので料金面でもおすすめできます!
工事が必要だが速度重視なら「ソフトバンク光」

ソフトバンクエアーは「電波」を利用してインターネットに接続するサービスでしたが、ソフトバンク光は「光回線」を利用するため新規契約後には開通工事が必要です。

ソフトバンク光を新規契約した後は、工事業者が自宅へ訪問して開通工事を実施します。
戸建住宅の場合は約1~2時間程度、集合住宅の場合は約30分程度の時間が一般的です。
ただし、ソフトバンク光は開通工事は必要なもののソフトバンクエアーに比べて圧倒的に速度が速いメリットがあります!
※2023年9月1日現在の平均実測です。
サービス名 | 平均 下り速度 | 平均 上り速度 |
---|---|---|
SoftBank Air | 82.8Mbps | 8.09Mbps |
ソフトバンク光 | 312.84Mbps | 285.3Mbps |
ソフトバンクエアーとソフトバンク光の「平均下り速度」を比較するとソフトバンク光の方が約3.7倍速度が速いですし、「平均上り速度」に至ってはソフトバンク光の方が約35倍もの速さです!
ZoomなどのWeb会議ツールの利用を目的としているなら間違いなく「ソフトバンク光」がおすすめです!
まとめ
この記事ではソフトバンクエアー(SoftBank Air)は在宅勤務(テレワークやリモートワークなど)でも利用できるのか、Web会議やオンライン授業で使用されるツール(Zoom、グーグルMeet、Microsoft Teams、Skypeなど)は出来るのかを中心に解説しました。
ソフトバンクエアーは電波を利用してインターネットに接続するので契約する地域や建物によって速度が遅い場合がありますが、メールの送受信やホームページ閲覧などの一般的な使い方であれば在宅勤務の仕事として利用できるでしょう。
ただし、ソフトバンクエアーの通信でZoomなどのWeb会議ツールを利用した場合は下り/上り共に速度が遅いため「画質が粗くなる」「音声が途切れる」「途中で遮断される」などの問題が発生する可能性があります。
在宅勤務やWeb会議ツールの利用を目的としたインターネット契約なら、ソフトバンクエアーよりも速度が速く工事が不要な「ドコモhome5G」か、開通工事が必要ですが圧倒的に速度が速い「ソフトバンク光」の契約がおすすめです。
ただし、Web会議ツール(Zoomなど)では途中で途切れる可能性があります。