経営している会社のインターネット回線をドコモ光で法人新規契約しよう、又はフレッツ光から転用しようと考えている人がいるようです。また、個人名義で契約していたドコモ光を法人名義へ変更したい人もいるでしょう。しかし、ドコモ光を法人契約するメリットはあるのか、割引などのキャンペーンはあるのか、対応しているプロバイダはあるのか解りませんよね。

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目次
ドコモ光は法人名義契約可能!必要書類と申込方法について

ドコモ光は法人名義で契約可能です。会社で契約するスマホ(携帯)もNTT docomoで契約しているのであればドコモ光を法人契約する事をおすすめします。
しかし、個人名義で契約する方法とは異なり、ドコモ光を法人名義で契約する場合には申込方法が個人契約と違いますし、必要書類も個人契約と異なる部分があります。
そこでまずは、ドコモ光を法人契約で申し込む方法や必要書類についてご紹介します。
法人名義で契約する方法
法人名義で契約可能なドコモ光を申し込む方法をご紹介します。
ドコモ光を法人契約で申し込む手続き方法は以下の3つです。
- 法人専用番号へ電話する
- ドコモショップの店舗へ行く
- キャンペーンサイトで申し込む
上記の3つの方法のどれかでドコモ光を法人契約の申し込み手続きが可能です。
ドコモ光を法人契約する場合は個人名義で契約する場合の申込手続きとあまり変わりません。ドコモ光の法人名義での申込方法は、NTT docomoの法人専用「ドコモ・コーポレートインフォメーションセンター」へ電話をするか、ドコモショップの店舗へ直接行くか、またはキャンペーンサイトで申し込む方法となります。
法人専用番号へ電話する
NTT docomoでは法人専用に「ドコモ・コーポレートインフォメーションセンター」が用意されており、携帯電話やスマホ、インターネット回線など法人向けサービスをサポートしています。
0120-808-539(携帯電話・PHS OK)
受付時間:平日午前9時~午後6時(土・日・祝日・年末年始を除く)
上記に電話をすると、法人担当者が会社へ訪問して打ち合わせをしてくれます。
ドコモショップの店舗へ行く
近くにあるドコモショップの店舗へ出向いてドコモ光を法人契約する事が可能です。後ほどご紹介する必要書類を揃えてから契約申込へ行ってください。
キャンペーンサイトで申し込む

ドコモ光の正規代理店NNコミュニケーションズが運営する申込受付サイトで契約すると、限定特典のキャッシュバックが受け取れるのでお得に契約することが可能です!
申込窓口 (正規代理店) | 正規代理店 NNコミュニケーションズ 申込受付サイト |
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正規代理店 限定特典 | 42,000円 キャッシュバック |
NTTドコモ 公式特典 |
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プロバイダ 特典 |
※プロバイダにより内容が異なる |
受取条件 |
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受取申請 | 申込後の電話確認の際に 振込口座番号を伝えるだけ! ※面倒な申請は不要! |
特典期間 | 2023年3月31日 終了予定 |
➡ドコモ光契約時キャンペーンの比較方法
法人契約の必要書類について
ドコモ光を法人名義で契約する場合には、個人契約と違う必要書類を用意します。ドコモ光の法人契約の必要書類は以下です。
- 登記簿謄本・印鑑証明書のいずれか一点
- 契約申込者の本人確認書類
- 委任状・社員証・名刺のいずれか一点
まず必要なのがドコモ光を法人契約する会社の「登記簿謄本」または「印鑑証明書」です。必ず発行日より3ヶ月以内の書類を用意してください。
また、ドコモ光を法人契約申込者の本人確認書類も必要書類として用意します。本人確認書類は「運転免許証」か「健康保険証」、「住民基本台帳カード」などいずれか一点です。
さらに、必要書類として「委任状」「社員証」「名刺」のいずれか一点も必要となります。(※委任状には社印が必要です。)
ドコモ光の法人契約可能なプロバイダがある

ドコモ光の契約はプロバイダとセット契約です。その為、ドコモ光を契約する際はドコモ光に対応したプロバイダ24社から1社を選択しなければなりません。しかし、24社全部が法人契約出来る訳ではなく、ドコモ光で法人契約でも利用可能なプロバイダがあるのです。
そこでここからは、ドコモ光で法人名義で契約可能なプロバイダについてご紹介します。
ドコモ光の対応プロバイダについて
ドコモ光に対応しているプロバイダは以下の24社です。
上記の各社がドコモ光でも利用可能なプロバイダです。個人名義でドコモ光を契約する場合は上記25社から1社を選択します。しかし、個人名義で契約可能でも法人名義で契約出来ないプロバイダもあります。ドコモ光で利用したいプロバイダがあっても法人契約不可のプロバイダがあるので注意が必要です。

法人名義で契約可能なプロバイダ
上記でご紹介したように、ドコモ光に対応した24社のプロバイダの中で「法人契約可能なプロバイダ」と「法人契約不可のプロバイダ」があります。
以下のプロバイダがドコモ光で法人名義契約が可能なプロバイダです。
- ドコモnet
- plala
- GMOとくとくBB
- DTI
- Tigers-net.com
- excite
- andline
- ic-net
- @nifty
- エディオンネット
- SYNAPSE
- TikiTiki
- COARA
- @ネクス
- SIS
- @TCOM
- OCN
- TNC
- WAKWAK
- @ちゃんぷるネット
ドコモ光に対応した24社のプロバイダで20社のみが法人契約でも利用可能なプロバイダです。その為、上記以外のプロバイダを法人契約するドコモ光で利用したくても利用不可という訳です。

ドコモ光の法人契約の月額料金について

ドコモ光を法人名義で契約した場合、個人契約と月額料金が違うのか気になる所ですよね。しかし、ドコモ光の月額料金は個人契約でも法人契約でも全く同じです。
しかし、ドコモ光で利用するプロバイダによって月額料金に違いがあったり、契約する建物によっても月額料金に違いがあります。
月額料金を調べる前に
ドコモ光は基本的にプロバイダとセット契約です。その為、ドコモ光の月額料金にはプロバイダ料も含まれています。ドコモ光の月額料金を調べるには、まずドコモ光のプロバイダは下記のように「タイプA」と「タイプB」とに分けられている事を理解する必要があります。
タイプAに属する プロバイダ | タイプBに属する プロバイダ |
---|---|
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参照:プロバイダ一覧
ご紹介したように、ドコモ光の法人名義契約で利用可能なプロバイダは上記20社です。この法人でも利用可能な20社は「タイプA」と「タイプB」という2つのカテゴリに分けられています。
この「タイプA」のプロバイダを利用するのか、「タイプB」のプロバイダを利用するかで、ドコモ光の月額料金に違いがあるのです。

ドコモ光の月額料金について
上記でご紹介したドコモ光のプロバイダは「タイプA」「タイプB」の2つに分けられている事を理解した上で月額料金をご紹介します。
タイプAに属する プロバイダ | タイプBに属する プロバイダ | |
---|---|---|
一戸建て・自社ビル の場合 | 5,720円 (プロバイダ込み) | 5,940円 (プロバイダ込み) |
マンション(集合住宅) の場合 | 4,400円 (プロバイダ込み) | 4,620円 (プロバイダ込み) |
参照:料金プラン
まず、ドコモ光を法人契約する建物が「一戸建て」や「自社ビル」だった場合、タイプAに属するプロバイダを利用すると月額5,720円、タイプBに属するプロバイダを利用すると月額5,940円です。
また、ドコモ光を法人契約する建物が「マンション」など集合住宅の場合、タイプAに属するプロバイダを利用すると月額4,400円、タイプBに属するプロバイダを利用すると月額4,620円です。
このように、ドコモ光で利用するプロバイダが「タイプA」に属しているのか「タイプB」に属しているのかで月額料金に違いがあります。また、法人契約する建物によっても月額料金に違いがある事がご理解頂けると思います。

➡ドコモ光の料金シミュレーションで毎月の支払額や割引額を調べる方法
ドコモ光の法人契約の割引メリットはあるか

ドコモ光をせっかく法人名義で契約しようと考えているのですからメリットがあるのか気になりますよね。ドコモ光の法人契約するメリットで考えられるのは月額料金の割引などです。しかし、ドコモ光を法人契約したところで割引はあるのでしょうか。
そこでここからは、ドコモ光を法人名義契約で月額料金の割引がある「ドコモ光セット割」について詳しくご紹介します。
ドコモ光とスマホをセット契約で割引に
NTT docomoのスマホや携帯電話を法人契約して社員に支給している会社もありますよね。
そんな場合は会社のインターネット契約をドコモ光にすると、NTT docomoのスマホ代が毎月割引可能となるメリットがあります。これを「ドコモ光セット割」と言います。
法人契約するNTT docomoのスマホ・携帯電話の契約プランによって「ドコモ光セット割」の割引額に違いがあります。

社員全員でパケット通信量をシェアするNTT docomoのスマホ契約「パケットパック」を法人契約している会社が、ドコモ光を契約すると「ドコモ光セット割」が適用され、法人契約する「パケットパック」によって割引額が以下のように異なっています。
NTT docomo パケットパック | ドコモ光セット割 毎月の割引額 |
---|---|
ビジネスシェアパック50~3000 | 3,850円 割引 |
ウルトラビジネスシェアパック100 | 3,850円 割引 |
ウルトラビジネスシェアパック50 | 3,190円 割引 |
ウルトラビジネスシェアパック30 | 2,750円 割引 |
ビジネスベーシックシェアパック(~30GB) | 1,980円 割引 |
ビジネスベーシックシェアパック(~15GB) | 1,980円 割引 |
ビジネスベーシックシェアパック(~10GB) | 1,320円 割引 |
ビジネスベーシックシェアパック(~5GB) | 880円 割引 |
ウルトラデータLLパック | 1,760円 割引 |
ウルトラデータLパック | 1,540円 割引 |
ベーシックパック(~20GB) | 880円 割引 |
ベーシックパック(~5GB) | 880円 割引 |
ベーシックパック(~3GB) | 220円 割引 |
ベーシックパック(~1GB) | 割引なし |
参照:ドコモ光セット割
例えば、NTT docomoのスマホ「パケットパック」契約で「ビジネスシェアパック50~3000」や「ウルトラビジネスシェアパック100」を契約している場合はドコモ光セット割で毎月3,850円割引されます。ちなみに、NTT docomoのスマホを「ペーシックパック(~1GB)」で法人契約している場合は、ドコモ光を法人契約しても割引されません。
新プラン「ギガホ」「ギガライト」も割引対象に
2019年6月1日より提供開始されるNTT docomoのスマホ新料金プラン「ギガホ」「ギガライト」を法人契約する場合にも、ドコモ光を法人契約すると「ドコモ光セット割」の対象となります。
NTT docomo 新料金プラン | ドコモ光セット割 毎月の割引額 | |
---|---|---|
5Gギガホ ギガホ | 1,100円 割引 | |
5Gギラライト ギガライト | <ステップ4> ~7GB | 1,100円 割引 |
<ステップ3> ~5GB | 1,100円 割引 | |
<ステップ2> ~3GB | 550円 割引 | |
<ステップ1> ~1GB | 割引なし |
参照:ドコモ光セット割
NTT docomoの新料金プラン「ギガホ」「ギガライト」を法人契約している場合、ドコモ光も法人契約する事で「ドコモ光セット割」が適用されて、毎月スマホ代が1回線につき最大1,100円割引されます。
➡ドコモ光セット割の適用条件と割引額を解説!毎月スマホ代はいくら割引になるの?
NTT docomoを旧プランで契約している法人の場合
上記でご紹介した「ドコモ光セット割」という割引は、NTT docomoの携帯・スマホを「パケットパック」で法人契約している場合、そして新料金プラン「ギガホ」「ギガライト」で法人契約している場合でご紹介しました。では、それ以外のNTT docomoの携帯・スマホを旧料金プランで契約中の法人がドコモ光を法人名義にしても割引対象にはならないのでしょうか。
NTT docomoの携帯電話やスマホを旧料金プランで契約している法人は「ドコモ光セット割」は適用出来ません。その代わりに11ヶ月間だけドコモ光の月額料金が550円割引されます。
対象プラン |
|
---|---|
割引額 | ドコモ光月額料金から550円割引 |
適用期間 | 利用開始月(日割)+11ヶ月間 |
参照:料金プラン
上記の旧料金プランでNTT docomoを契約している法人が、ドコモ光も法人契約するとドコモ光の月額料金から利用開始月を含む12ヶ月間のみ月額550円割引されます。

➡ドコモ光はガラケーの場合に割引などメリットはある?セット割でなくドコモ光期間限定割引で500円割引?
法人名義のフレッツ光からドコモ光へ転用可能か
現在法人名義で契約しているNTTフレッツ光からドコモ光へ法人名義のまま転用を考えている人もいると思います。フレッツ光を契約中ならドコモ光へ「転用」という手続きで乗り換えが可能です。
既にNTTフレッツ光を法人名義で契約している場合、ドコモ光へ法人名義のまま転用可能です。
そこでここからは、フレッツ光を法人契約している会社がドコモ光へ転用可する為の転用手続き方法についてご紹介したいと思います。
転用承諾番号を取得する
法人名義で契約中のフレッツ光からドコモ光へ転用する場合、まず「転用承諾番号」をNTT東日本・NTT西日本から取得する必要があります。
転用承諾番号 取得先 | NTT東日本 | NTT西日本 |
---|---|---|
電話番号 | 0120-140-202 | 0120-553-104 |
受付時間 | 9時~17時 (年末年始除く) | 9時~17時 (年末年始除く) |
フレッツ光を法人契約しているのがNTT東日本の場合は、NTT東日本の「転用承諾番号」を取得する電話番号へ電話をしてください。NTT西日本でフレッツ光を契約している法人は、NTT西日本の専用電話番号へ電話をしてください。
ドコモ光の転用申込をする
転用承諾番号を取得したら、次にフレッツ光からドコモ光へ転用する手続きを行います。
転用手続きはドコモショップでも可能ですが、ドコモ光対応プロバイダである「GMOとくとくBB」のキャンペーンサイトがオススメです。
➡ドコモ光とフレッツ光の違いを徹底比較してみた!
その他のドコモ光の法人名義契約の疑問
上記ではドコモ光の法人契約について様々ご紹介してきましたが、最後にドコモ光の法人名義での契約についてよく見かける質問をまとめて回答してみたいと思います。
個人名義から法人名義へ名義変更可能か
既にドコモ光を個人名義で契約中の人が株式会社を登記して法人名義へ名義変更したい場合もありますよね。もちろんドコモ光の個人名義から法人名義へ契約の名義変更は可能です。
しかし、その場合は上記でもご紹介した法人名義の契約の為の必要書類が必要です。手続きはドコモショップでのみ受け付けています。
ドコモ光は個人事業主で法人契約可能か
個人事業主として事業を営む人がドコモ光を法人契約したいと考えている人もいるようです。
しかし、ドコモ光は個人事業主の屋号で法人契約出来ません。
個人事業主の人がドコモ光を契約する場合は、個人名義で契約するしか方法がありません。
まとめ
この記事ではドコモ光の法人名義契約についてまとめてご紹介してみましたがいかがだったでしょうか。
ドコモ光は法人名義で契約可能です。お得にドコモ光を契約するにはドコモショップではなく、ドコモ光のプロバイダ「GMOとくとくBB」のキャンペーンサイトがキャッシュバックなど独自特典があるのでお得に契約可能です。ドコモ光を法人契約する場合には登記簿謄本など必要書類を準備しておきましょう。ドコモ光のプロバイダすべてが法人に対応していません。ドコモ光の対応プロバイダ25社のうち、法人名義で利用できるプロバイダは20社です。ドコモ光を法人名義で契約する最大のメリットは割引です。NTT docomoのスマホ等を法人契約している会社であれば、会社のインターネット回線もドコモ光にする事で割引適用可能となります。
「トクハヤネット」監修者の長井です。
この記事では、ドコモ光を法人名義で契約検討中の人向けに、申し込み方法や必要書類、個人名義から法人名義へ変更可能なのか、対応プロバイダはどこか、転用方法、そして割引等キャンペーンのメリットはあるのかをご紹介します。